ホーム > 歯周病

歯周病

みなさんは、歯槽膿漏(いまは歯周病とよんでいます)とは単に口の中の病気、とくに歯のまわりの病気であり、そのままにしておくと歯が抜けてしまうのでなおさなければならない、とだけ考えているのではないでしょうか。
ところが最近、この歯周病は単に口の中だけの病気ではなく、全身の各臓器にも大きく影響をおよぼすことがわかってきました。
歯に付着しているプラークは、1gあたり1ないし2×1,011個の細菌がいます。これらの細菌は、さまざまな毒性産物を作り出します。したがって、この細菌群が全身の健康や全身疾患に関与することは十分に考えられます。米国では、歯周病が心臓の病気や低体重児早産に関係していることが大きくマスコミに取り上げられて、われわれのような医療に携わる人のみならず一般市民の間でも、歯周病と全身疾患との関係が大きくクローズアップされています。

こんな病気に関わっています
・肺炎
・血管系の病気
・心臓の病気
・糖尿病
・低体重児出産の原因

● 歯周病ってなに?

「歯周病ってなに?」というあなたにも「歯槽膿漏」なら聞き覚えがあるのではないでしょうか?歯周病は読んで字のごとく歯を支えている周りの組織の病気です。歯についた食べ物のカスなどが原因となり、歯の周りに細菌が増殖します。 それによって組織がこわされてやがて歯がぐらぐらになり、出血して膿がひどく出たりします。 人が歯を失う最大の原因は老化などではなく、実はこの歯周病という病気なのです。
虫歯と違ってほとんど痛みがないため、気が付いた時には抜くはめに・・・なんてこともありえる横綱級のこわい病気です。

<<歯周病の第1段階>>

歯肉が赤く腫れたり、出血したりすると危険信号! 歯と歯肉の間にプラークが付着して、そろそろ悪さを始めるところ。 歯を支えている骨(歯槽骨)が溶け始めます。この段階なら、家庭で正しい手入れを行えば、もとの健康な歯肉にもどります
正しいブラッシングに自信の無い方はご相談下さい。
当院は、ブラッシング指導を行っています。

<<歯周病の第2段階>>

歯肉が赤紫色に腫れている状態。プラークによる刺激で歯と歯肉の間の溝が深まり、歯周ポケットができています。また歯垢は歯石へと変わっていきます。骨(歯槽骨)は溶けて半分くらいに。そこで私たちが歯周ポケットの中にたまった歯石を取り除けば、それ以上の進行を止めることができます

<<歯周病の第3段階>>

歯肉がくすんだ赤紫色に腫れ、歯周ポケットはさらに深くなり、歯垢や歯石が付着しています。歯垢や膿などが、口臭の原因となります。内部では骨(歯槽骨)の破壊が進み、歯がぐらぐらとゆるみ始めます。この段階に進んでしまっても、治療を受け、正しい手入れを続ければ、健康な歯肉を取り戻すことができます。

<<歯周病の第4段階>>

歯肉は赤黒く、プラークと歯石は深いところまでびっしり付着しています。今まで歯を支えていた骨(歯槽骨)も溶けてなくなってしまい、歯は簡単に抜けそうな状態です。もしかしたら、まもなく歯は抜けてしまうかもしれませんが、あきらめてはいけません。この段階でも手立てはあるはずです。とにかく早く歯医者に行くようにして下さい。

ページの先頭▲

● お口の中の悪い細菌を減らそう

プラークコントロールって、なーに?
■歯周縁上プラークと歯肉縁下プラーク
プラークの区別プラークは、歯の表面についている場所によって、歯ぐきを境として歯肉縁上プラークと歯肉縁下プラークとに分けられます。
歯肉縁上プラークと歯肉縁下プラークでは、どちらが体に悪い影響を与えると思いますか?実は歯肉縁下プラーク中の細菌は歯肉縁上プラークと比べてより体に悪い毒素や酵素を作り出すのです。でも、きちんと歯肉縁上プラークのプラークコントロールをしていれば、歯肉縁下の細菌量を減らし、細菌の種類を変えることができます。

 

プラークコントロールの仕方

■あなたと歯医者さん・歯科衛生士さんのチームワークで
プラークコントロールには、患者さんが自分で行うセルフコントロールと、歯医者さん・歯科衛生士さんが行うプロフェッショナルコントロールとがあります。両方とも大切ですが、プラークは毎日の食生活で付着します。そこで、まず第一に口腔清掃を毎日充分に行い、プラークコントロールすることが重要です。そのうえで、あなたがプラークを除去しにくいところや除去できないところ(歯と歯ぐきの間など)を歯医者さん・歯科衛生士さんが清掃します。
1、歯肉縁上のプラークコントロール:あなた自身で管理できます。
2.歯肉縁下のプラークコントロール(スケーリング・ルートプレーニング):
歯医者さん・歯科衛生士さんが行います。

 

患者様が行うプラークコントロール

■歯肉縁上プラークコントロール
・歯ブラシなどを使って・・・
ブラッシングはプラークコントロールの一番のきほんです。次で説明する洗口剤などを使う方法は、ブラッシングの補助法と考えて下さい。ブクブクうがいだけではプラークは除去できないのですから。
・洗口剤などを使って・・・
正しくブラッシングできていなかったらい、時間がとれなかったりして、ブラッシングだけでプラークを除去するのは難しいこともあります。そこで、ブラッシング後の補助的な方法として、洗口剤などを使うことがあります。

 

当院で行うプラークコントロール

■歯肉縁下プラークコントロール

歯周ポケットの中に、歯ブラシの毛先はどのくらいの深さまで届くのでしょう?その限界は1〜2mmといわれています。したがって、歯ブラシだけでプラークを除去するのは困難です。
そこで、この歯肉縁下プラークコントロールを、歯医者さんや歯科衛生士さんがひきうけます。プラークコントロールは、あなたとデンタルスタッフとの二人三脚で行っていくのです。

歯肉縁下プラークは、歯肉縁上プラークと細菌の種類が違います。歯肉縁下の歯周ポケットの中には歯周病原菌が多く存在し、これらが歯周組織を壊そうとします。

1、スケーリング・ルートプレーニング

歯周ポケット内の歯石、プラーク、感染した歯根の表面などを道具を使ってきれいにしていきます。歯周治療の基本です。
歯医者さん、歯科衛生士さんはスケーラーという器具を使って歯肉縁下にアプローチします。

1) 大まかな歯石は超音波スケーラー(エアースケーラー)で取り除きます(スケーリング)。
軽度のケースでは、かなりの改善がみられます。

超音波スケーラー:
毎分約3万回の超音波微振動で、歯石を取り除く機械です。

2) 細かな汚れや深い病巣は、手用スケーラーを使って取り除きます(スケーリング)。

それと同時に歯根の表面の感染セメント質を除去しながら、なめらかに、きれいにしていきます(ルートプレーニング。)
深いところを治療するときは、痛みがあるので麻酔をして治療します。
手用スケーラー:
先端部に刃がついていて、プラーク細菌、歯石を取り除きます。

3) 最後にポケット内に浮遊し残っている細菌を洗浄します。
よく洗浄してポケット内のプラークや歯石を取り除きます。

2、歯周ポケット内洗浄(科学的プラークコントロール)

スケーリング・ルートプレーニングの後、歯周ポケット内を抗菌薬などで洗浄します。効果が持続する抗生物質のペーストを使うこともあります。

3、歯周外科治療

スケーリング・ルートプレーニングと歯周ポケット内洗浄だけでは除去しきれない場合などに、歯ぐきを切開して歯肉縁下を徹底的に掃除します。

初診時 スケーリング・ルートプレーニング、歯周ポケット内洗浄 歯周外科治療
歯ぐきが赤く、腫れています。ふれると出血もします。 歯ぐきがひきしまりました。出血もほとんどみられません。 多くの骨の溶けている部分(矢印)は歯周外科治療をして、プラークや歯石を取ります。
関連医院のご紹介
福岡市博多区 国際インプラントセンター(福岡市) 国際インプラントセンター(福岡市)
福岡市博多区博多駅前2-20-1 大博多ビル5階
TEL :092-413-1414

ページトップへ

医療法人 樹啓会 シティデンタルクリニック

〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前2-20-1大博多ビル5F(地図) TEL:092-433-4618
[診療時間] 月・木 10:00〜21:00/ 火・金 10:00〜20:00/ 土・日・祝 10:00〜17:00/ 水 休診